============================================================ 【ソ フ ト名】 ハンディGPS(GARMIN社製)用データローダー         GarConnect         Ver 0.10(2000.12.15) 【ファイル名】 GARC010.EXE(セットアッププログラム付き)         GARC010s.EXE(セットアッププログラムなし) 【著作権 者】 三谷哲雄         地理情報システム研究室(三谷ゼミ)         http://gis.umds.ac.jp         流通科学大学情報学部経済情報学科 【対応 機種】 WindowsNT4.0(+sp6)(VB6+SP4)の動作可能機種 【動作 確認】 Micron MillenniaXKU(NT4.0),Libretto50(NT4.0) 【ソフトウェア種別】 フリーソフト 【転載 条件】 禁止 ============================================================ 【ソフト紹介】  本ソフトウェアは,GARMIN社製ハンディGPS用のデータローダーです.  ◇機能◇    1.GPS内部のデータをPCへ「ダウンロード」(取込み)    2.PC内のGPSデータをGPSへ「アップロード」(登録)    3.PC内に取り込んだのGPSデータをクリップボードへ「コピー」    4.クリップボード内のGPSデータをPC内のGPSデータへ「貼付け」    5.PC内のGPSデータをファイルへ「書出し」(GPSデータの保存)    6.ファイルからGPSデータをPC内に「取込み」(GPSデータ読込み)    7.ファイルのドラッグ&ドロップによる「取込み」    など  ◇特徴◇    ★GPSデータは,Waypoint(地点),Route(ルート),TrackLog(軌跡)     に対応しおりこれらのデータをGPSにアップロード,ダウンロード     できます.    ★GPSデータは,クリップボードを介してテキスト形式で入出力     できますので,ワープロ,エディタ,表計算ソフトなどあらゆる     アプリケーションとデータの交換(やり取り)が可能です.     各アプリケーションを使ってGPSデータの編集,作成などが容易     に行えます.    ★特に「標準」形式のデータは,単純なタブ区切り文字列のテキス     ト形式のデータですので,ExcelやWordの表などと容易にデータ     交換が可能で,GPSデータの管理や編集,生成などが各アプリ     ケーション上で行えます.    ★また,複数同時起動によって異なるポートに接続した機種間の     データ交換が「コピー」,「貼付け」で簡単に行えます.     # ただし,現在のところシンボル番号をそのまま     # 使っていますので,機種間の互換性は保てません.    ★「http」形式のファイルに対応していますのでブラウザを使って     必要なデータをホームページなどからドラッグ&ドロップしたり     クリップボードにURLを「コピー」して「貼付け」ることで,     Webサイトから自動的にダウンロードし,内部データとして     取り込むことが可能です.    ★MPSスクリプトファイルの入出力に対応しています.     PC内に取り込んだGPSデータをプロアトラスで表示したり,     プロアトラス(やMPSスクリプト編集ソフトなど)を使って,     所定の書式で作成したMPSスクリプトファイルを取り込んで,     それらのデータをGPSへ登録することができます.     (所定の書式のMPSスクリプトで作成したWaypointやRoute,      TrackLogをGPSへ登録可能)    ★またProAtlasシリーズの「領域指定機能(マップ切出し)」に     よってクリップボードに自動生成される領域座標(左上と右下)     をWaypointの座標データとして取込み,その座標値による地点を     Waypointデータとして,GPSへ簡単に登録することができます.     (MPSスクリプトファイルを介することなく「コピー」と      「貼付け」操作だけで可能です.)  ◇対応GPS◇    GARMIN社の下記のGPSにて動作確認を行いました.     ○ GPS12     ○ GPS12CX     ○ GPSIII+     ○ eMap    以下の機種は,手元にないため動作確認は取れていませんが    恐らく動作可能かと思われます.     ・ GPS48     ・ GPSII+     ・ GPSIII    また,以下の機種は,現在公開されている    「GARMIN GPS Interface Specification」では記載されていない    機種ですが,「eMap」と同じデータ形式で送受信可能なようです.     ? eTrexSummit(一応動作しました)  ◇対応データ形式◇    ◎オリジナル形式    ◎Waypoint+のテキスト形式     (B.Hildebrand氏(http://www.tapr.org/~kh2z/Waypoint/)作)    ◎MPSスクリプト形式  ◇注意事項◇    ●Windows95系(98,98SEなど)でご使用の場合      コマンドボタンのキャプションが文字化けを起こす場合が      ありますが,動作に支障はありません.    ●日本語対応版GPS      上記対応機種の日本語対応版については,      手元にないため動作確認は取れていません. 【インストール方法】  1)ファイルをダウンロードします.    自己解凍形式になっている,     (A)セットアッププログラム付き(GARC010.EXE)か,     (B)セットアッププログラムなし(GARC010s.EXE)か    どちらかをダウンロードしてください.  2)ダウンロードしたファイルを実行します.    (A)の場合       所定のファイルを指定のディレクトリに自己解凍します.       その後に,MicrosoftのSetupプログラムが自動起動し,       インストールを開始します.    (B)の場合       指定ディレクトリに実行に必要な全ファイルを自己解凍します       これでインストール完了です.    (-)サンプルデータファイル       インストールしたディレクトリにあります.       Sample.grc:標準形式のデータファイル(テキスト)       Sample.txt:Waypoint+用テキスト形式のデータファイル       Sample.mps:MPSスクリプト形式のデータファイル       yyyymmdd_hhnnss.*:自動ファイル名で保存したファイル                 拡張子はファイル形式を示します  3)各種設定    (A)の場合       特に必要ありません.    (B)の場合       Windows95,98系で使う場合は,DLL等ランタイムの設定が       必要になる場合があります.       WindowsNTで使う場合は,特に必要ありません. 【起動方法】  Programメニューからたどるか,  解凍したフォルダ内のGarConnect.exeを起動してください. 【操作方法】  ◆GPSデータのダウンロード    ・GPSをシリアルポートに接続します.    ・接続したシリアルポート番号を「No」で指定します.    ・「情報取得」ボタンでGPS情報を取得します.     GPS情報は,画面上段(「GPSInfo」欄)に,     GPS内部データのPacket数は,「Packets」欄に表示されます.    ・ダウンロードしたいデータ横のチェック欄を「選択」します    ・「←」ボタンを押すと,ダウンロードが始まります.     画面下「Status」欄に進捗状況が表示されます.     カウントの数値はパケット数です.     これで,PC内部データとしてGPSデータが取り込まれます.     ダウンロードの際は基本的に内部データは上書きされます.    ・「内部データ数」欄には,取り込んだデータ数が表示されます.    ※「Packet数」≦「内部データ数」       Packet数は,GPSから受信するパケットの数       内部データ数は,それぞれのデータタイプのデータ数  ◆PC内GPSデータの操作   □各種操作時の設定    ・「Datum」:書出しやコピー時のDatumの指定    ・「座標」:書出しやコピー時の座標データの表現形式の指定          D =ddd.ddddddd          DMS=ddd.mmsssss          MPS=ddd/mm/ss.s    ・「Data形式」:書出しやコピー時のデータ形式の指定   □操作オプション    ・「WithHedder」:内部データアウトプット時にデータ項目を記した             ヘッダをつけるかどうかを指定します.    ・「AutoFileName」:File書出し時に自動的にファイル名を生成              "yyyymmdd_hhnnss"              拡張子はデータタイプにより異なります.    ・「AutoDelete」:アップロード後内部GPSデータを自動的に初期化    ・「AutoSave」:ダウンロード後自動的にFile書出しを実行    ・「AutoCopy」:ダウンロード後自動的にクリップボードへコピー    ・「AutoUpload」:「貼付け」「取込み」後自動的にアップロード    ・「AutoDownload」:「情報取得」後自動的にダウンロード   □書出し    ・書出したいデータのチェック欄を「選択」します    ・「書出し」ボタンを押せば指定したデータタイプでファイルを     書き出します.    ・3つのデータ形式で書き出せます.   □「MPS」形式のファイルでの「書出し」について    ・GPSデータを所定の形式のMPSスクリプトファイルとして書出す     ことが可能です.各GPSデータの書出し形式は下記の通りです.    ・書き出したMPSスクリプトファイルをProAtlasで閲覧することで,     GPSデータを視覚化できます.    −     0)「MPS」形式のデータファイルを書き出す際には変換オプ       ション窓が現れます.下段の「Waypoint+(TrackLog)toMps」       欄でTrackLog書出しのオプションを指定します.        # 上段は「取込み」時のオプション        ○「−4」:線図形のみ         「−3」:線のみで通過地点をアイコン表示         「−2」:線図形とその文字表示(簡略)         「−1」:線図形とその文字表示         「 0」:「−1」に始発点,到着点をアイコン表示         「>0」:「−1」に指定数ごとにアイコン表示     1)Waypoint         図形 : Point図形         属性 : str に名称(Waypoint名)                書式:[WP]@@@@@@                @は任意の半角文字.6文字以内                7文字目以降は無視される              pos に地点座標              info にWPの作成日・時刻か                 GPS側で作成したコメントが付加される     2)Route        −−−         図形 : Line図形         属性 : str にルート名(Route名)                書式: [RT]@@@*****************                 @および*は任意の半角文字                 全20文字以内                 最初の3文字をデフォルトの                 RoutePoint名に使用              pos に頂点座標列                (GPSのRoutePoint数制限以内の頂点数)              info にRNの作成日・時刻か                 GPS側で作成したコメントが付加される        −−−         図形 : Point図形         属性 : str にルートポイントの名称                 書式: [RT]@@@@@@                 @は任意の半角文字,6文字以内              pos に地点座標              info にRPの作成日・時刻か                 GPS側で作成したコメントが付加される     3)TrackLog        −−−         図形 : Line図形         属性 : str にTrackLogの番号や日時など                 書式: [TR]@@@・・・                   @は任意の半角文字              pos に頂点座標列              info にTrackLogの総トリップ時間,距離等        −−−         図形 : Point図形              ポイントの数は,OptionのStep数で指定する         属性 : str にTrackLog上の任意のTrackPoint(TP)                 での地点通過時刻など              pos にTPの地点座標              info に直前のTPとの時間間隔,距離など   □取込み    ・指定したファイルを取り込んで内部データに追加します.    ・3つのデータ形式の全てを取込み可能です.    ・エクスプローラ等から「取込み」ボタンへのドラッグ&ドロップ     によってファイルを「取込み」可能です.    ・IE,NCなどのブラウザによる「http://」「file://」のファイルの     ドラッグ&ドロップが可能です.     # ホームページなどに掲載された対応するデータファイルを     # ダウンロードし,それを「取込み」できます.   □「MPS」形式ファイルによるGPSデータの「取込み」について    ・所定の形式で作成したMPSスクリプトファイルを取り込むことで     ProAtlas上の図形情報をGPSデータとしてGPSに登録できます.    ・GPSデータとそれに対応するスクリプトの書式は下記の通りです    −     0)「MPS」形式のデータファイルを取り込む際には変換オプ       ション窓が現れます.上段の「Mps to Waypoint+(Route)」       欄でRoute取込みのオプションを指定します.        # 下段は「書出し」時のオプション        ○指定したLine図形の頂点をRoutePointとして取り込む際に         名称番号のつけ方の昇順か降順を指定します.        ○始発点と到着点の名称を指定します.         空欄(デフォルト)にすると番号となります.     1)Waypoint         図形 : Point図形         属性 : str に名称(Waypoint名)                書式:[WP]@@@@@@                @は任意の半角文字.6文字以内                7文字目以降は無視される              pos に地点座標              info に作成日・時刻(省略可能)     2)Route         図形 : Line図形         属性 : str にルート名(Route名)                書式: [RT]@@@*****************                 @および*は任意の半角文字                 全20文字以内                 最初の3文字をデフォルトの                 RoutePoint名に使用              pos に頂点座標列                (GPSのRoutePoint数制限以内の頂点数)              info に作成日・時刻(省略可能)     3)TrackLog         図形 : Line図形         属性 : str にTrackLog(TR)を示す[TR]の文字だけ              pos に頂点座標列              info に作成日・時刻(省略可能)   □コピー    ・内部データを指定したデータ形式でクリップボードへコピーします    ・3つのデータ形式全てに対応     それぞれのデータ形式のデータをそのまま     各種アプリケーションへテキストとして貼付けできます.   □貼付け    ・クリップボード内の所定の形式のデータを内部データに追加します    ・データ形式は,3種類の対応形式のほかに,「ProAtlasの領域指定」     での「コピー」操作によって取得したデータに対応しています.    ・クリップボード内のデータは,対応データ形式の書式にしたがった     1行分を最小単位として「貼付け」を行います.    ・その1行単位で「コピー」したテキストデータであれば,     順番(先頭からの並び方)は無関係です.     # MPSファイルの場合:1行は,先頭 から ";" までです    ・「ProAtlasの領域指定」の使い方      ☆この操作でProAtlas上の座標データを使ってWaypointをGPSに       登録できます.      1)ProAtlas上で「編集」−「領域指定開始」します      2)任意の領域をマウスで指定します.      2)ProAtlas上で「編集」−「コピー」します      3)GarConnectの「貼付け」を押します.      4)「ClipFromProAtlas」窓が現れます         ・選択した矩形領域の4頂点および重心の5点から          座標として登録したい地点を選択します.         ・「Ident」にWaypointの名称を入力します          このとき,テキストボックスをダブルクリックすると          以前に入力した文字列が現れます.         ・「Cmnt」にコメント を入力します          このとき,テキストボックスをダブルクリックすると          以前に入力した文字列が現れます.         ・2つのComboボックスでそれぞれシンボルタイプ,          ディスプレイタイプを指定します.         ・最後に「OK」         ・取り消したい場合は,「Cancel」します.   □削除    ・内部データをクリアします    ・クリアしたいデータのチェック欄を「選択」します.    ・「削除」ボタンを押します.   □終了    ・終了します  ◆内部GPSデータのアップロード    ・内部データにアップロードしたいGPSデータを必要なだけ    必要なだけ「取込み」もしくは「貼付け」します    ・アップロードしたいデータのチェック欄を「選択」します    ・「→」を押すとアップロードが始まります.     画面下「Status」欄に進捗状況が表示されます.     カウントの数値はデータ数です.  ◆「標準」データ形式    ・対応GPS(公開されているGarminInterface仕様書に記載)のGPS     データをできるだけ全てカバーするような項目を設定し,     それらを単純にタブ区切りで出力したものです.    ・最大公約数的にデータ項目を設定したため接続したGPSによっては     未使用のデータも(多く)含まれます.    ・それぞれのデータ項目は,空文字列を指定可能です.     この場合は,自動的にデフォルトの情報に置き換えます.    ・内部データの文字情報について.      GarConnectで「コピー」したデータをExcel等に「貼付け」      する場合,文字列情報を明示するために「="????"」形式の      データにしています.      ただしExcel等からクリップボード経由で「貼付け」する場合や      「標準」形式データをエディタ等で編集,作成する場合は,      これを無視(????の文字列だけでも)しても問題ありません    ・クリップボードのテキストを内部データに貼付けする場合.      クリップボード内に取込むデータの書式は      以下の点にご注意ください      ○各行のデータは,行先頭の文字列で判断しています.      ○各行の左端からのデータの並びを崩さないでください.      ○各行の終端は特に指定する必要はありません.      ○行の先頭から必要なデータまででもかまいません       (先頭から終端までの間で過不足が無ければ        終端以降は省略可能です)      ○先頭に上記データタイプの文字列が含まれていなければ,       その行はスキップします.    ※ヘッダ情報,データ項目の詳細については,サンプルファイル     「Sample.xls」をご覧ください. 【その他】  ◆Excelで「標準」形式データを表示する場合    Excel上でTrackLogなどの時刻情報を表示する場合    標準では「時分」までしか表示されません.    必要に応じて「セルの書式設定」で書式を変更してください.    # 例えば,ユーザー定義で「yyyy/mm/dd hh:mm:ss」 【アンインストール】  (A)の場合    コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」で行ってください  (B)の場合    インストールしたディレクトリを削除してください. 【免責】  本ソフトを使用して発生したいかなる損害等に対しても作者は責任を負い  かねますので予めご了承ください。本ソフトは,ご使用になられる方ご自身  の責任でお使い下さい 【変更履歴】  Ver 0.10 : 2000.12.15 ;初版